【中学受験】(3)オープンキャンパス、学校説明会、文化祭について

中学受験

オープンキャンパス、学校説明会、文化祭。どれも、受験予定の親子が参加できる、中学で行われるイベントではありますが、内容は違うので、目的に応じて参加すると良いかと思います。

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オープンキャンパス

学校によっては、オープンスクール、授業体験会といった名前で開催されます。特徴は以下となります。

  • 参加者は基本的に受験生(親は待機など)。なお、親だけが参加、は不可。
  • 体験授業として、各教科の先生が小学生の興味を持ちそうな内容で講義。
  • 運動部系のクラブ体験、文化部系の発表会鑑賞がある場合もある。
  • 親向けに学校説明会や個別相談会が併設されることもある。
  • 他のイベントと比べて参加者は少数限定であり、先生(+在校生)と受験生がゆっくり長時間接することができる反面、理科実験など人気の体験授業は予約開始後10分程度で締め切りになることもある。
  • 御三家など難関校では開催されない学校も多い。
  • 4~5年生が参加することが多い。
  • 服装は親子とも普段着で何ら問題ありません。

学校としては、オープンスクールに参加した受験生に対し、ぜひうちの学校を受験して欲しいと考えてもらうべく、受験生が興味を持つような内容を準備していると思います。受験生も、興味のある教科や催しを選んで参加するため、おそらくオープンスクールに参加すると、子供はその学校への志望度が上がります(もちろん、逆の場合もあるとは思いますが)。また、その学校以前に中学受験そのものへのモチベーションも上がると思います。

親として注意すべきことは、オープンスクールに連れて行って子供がその学校に興味を持ったものの、後に学校説明会に参加したら、うちには合わない、と親が感じてしまった場合、親子ですり合わせが必要になることです。

親だけ先に学校説明会に参加し、特に問題なければ子供にオープンスクールに連れていく、という順番で参加できることが理想ですが、オープンスクールは年1回(例年なら5~7月頃、2020年はコロナのため中止または不明)程度しか開催されないため実際には難しいです。せめてオープンスクール参加前に、親は学校のホームページやパンフレットを確認しておきましょう。

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学校説明会

概ね、5~6月と10~11月あたりに、翌年以降の受験生向けに学校説明会が開催されます。特徴は以下の通りです。

  • 参加者は基本的に受験生の親。(親だけ参加可、という説明会もある)
  • 基本的には学校からの一方的な説明になる。
  • おおよそ、校長が最初に概要説明、そのあと5分程度の学校紹介ビデオ放映(特に修学旅行や課外活動)、説明担当の各先生からの具体的な取り組み説明、今後の予定(募集要項関連など)の説明、といった内容。
  • 説明会のあと、校内見学が可能なことが多い。先生または生徒が20人ぐらいずつ校内を案内することが多い。なお、説明会後に個別に先生方とお話しすることはもちろん原則可能。
  • 校内の体育館や講堂など、大勢入る場所で開催される(会話は少ないが3密になってしまう)。大学付属なら隣接する大学の大きな施設を借りることも。
  • オープンスクールとは違い、どの中学でも開催される。但し、回数は1回の学校もあれば5回以上開催する学校もある。
  • 特に学校から〇年生、との指定が無ければ、受験生が何年生でも参加可能。
  • 特に父親の場合、とくに服装は気にしなくていいです。TシャツGパンで構いません。但し、慶応だけは、皆さん、きちんとした格好してました・・・
  • 説明会後にアンケートの提出を求められることはあります。選択式が多いので特に身構えることはありません。提出せずに持ち帰ってしまったことも少なくないです・・・

学校説明会に親子で参加する方々も多数見かけましたが、僕は学校説明会には子供を1回も連れて行っていません。上記の通り、僕は、学校説明会は親向けの説明と考えているので。そもそも6年生だと日能研は土日は塾ですので、もし親子で参加するなら5年生までに行きましょう。

学校によっては、学校説明会でも受験生が興味を持つように工夫していますが・・・正直、説明会で退屈そうにしている受験生もたくさん見かけました。

なお、学校説明会の予約については、以下の記事をご参照ください。

なお、受験直前の学校説明会(11~12月頃)は、6年生とその親を対象とした「入試説明会」という名称で開催されることがあり、その場合は、入試問題作成担当の先生が出題傾向や解答時の注意点などを説明する会となります。既に入試問題はほぼ作成済の時期ですので、親だけでも参加して、家で子供と話して情報を共有しておきましょう。

以下は2020年の場合ですが、当面の間、緊急事態宣言等により学校内での説明会開催は中止となり、代替として、Web上で、オンライン対話形式や動画配信形式での学校説明会開催となっています。詳細は以下を参照ください。

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文化祭

学校では、特に在校生は文化祭とは呼ばずに別の呼び方をすることが多いですが、学校ホームページの年間行事の説明では、大抵は「〇〇祭(文化祭)」のように補足されているので分かると思います。なお、僕は参加したことが無いため本記事では割愛しますが、確認したいことによっては、体育祭を見に行くのもありかと思います。以下、特徴になります。

  • 親子とも参加可能。ただし、文化祭の主体は受験生でも保護者でもなく在校生。
  • 御三家含め、どの中学でも開催される。
  • 部活展示について、文化部系ではここ1年の研究成果を教室内に張り出す、もありますが、やはり何らかお客さんに体験してもらうような企画が多いです。最近どこの中学でも見かけるのがピタゴラ装置。他に、生物部なら魚の解剖実験や葉脈標本のしおり作成とか。あと、運動部系や囲碁・将棋部などは他校との団体交流戦が開催されることも。
  • 多くの学校では、文化祭の片隅で、ミニ説明会など受験生向けのイベントも開催している。学校入口で配布されるパンフレットを見れば確認できる。
  • (特に文化部系の)在校生と直接話すことができる。
  • 一部の女子校のみ予約要とか親子で参加要、といった条件があるが、基本的には予約不要。子供が何年生か、も不問。
  • 武蔵(4月末)や麻布(5月初)のような例外はあるが、殆どの中学が9月~11月に開催するので、何校も行こうとするとバッティングする。また、ここ近年は台風による順延や時間短縮が発生。なお、15時ぐらいに終了する学校も少なくない。
  • 服装は親子とも普段着で何ら問題ありません。

文化祭は在校生が主体の祭りです。部活動の活動内容や学校・在校生の雰囲気は分かるイベントですが、あまり固い話を親が在校生にもちかけるのはいかがなものかと。

また、文化祭の場合、在学生(部活、有志など)が食べ物を販売する展示?が多数ありますが、在校生含めて結構並んで時間がかかるので、時間に余裕が無ければ事前にコンビニでおにぎりとお茶あたりを買っておいた方が無難です。

なお、2020年については、秋の文化祭がどのように開催されるかは不透明な状況です。詳細は以下の別記事をご参照ください。


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