追記:2024年の記事は以下です。
2023/3/14夜に銀座で開催された日能研の入試報告会(オンザロード)に参加しました。
なお、配布資料については3/3に日能研ホームページ(パスワード要)で公開済なので、以下記事を参照ください。
当日の入試報告会の段取りは以下でした。
※多分、以下は関東系の日時の場合で、本部系の場合はキーノートスピーチとかがあったかも。
- 2023年の中学入試動向(30分)
- 日能研卒業生インタビュービデオ(10分)
- 中学入試問題分析(4科、パネルディスカッション)(60分)
- 日能研生ドキュメンタリービデオ(20分)
入試報告会開始前
最寄り駅(有楽町線の新富町)を出たところで、個別塾とかのビラ配り6業者ほどに遭遇。
いつもは素通りするんですが、今回は、こういうのも今回で最後かな、と思って貰ってみました。
というのは嘘で、単にメモ用紙忘れて、保険で、裏が白紙の紙があると期待して貰っておいただけです。
実際には、日能研ホームページの情報共有広場で必要なキー(パスワード)などが表面のみに記載されたA4の紙などがあったので不要でしたが。
で、現地到着。
会場では、なるべく前に座るように誘導されてました。
理由は、入試問題分析(パネルディスカッション)で、問題をスクリーンに映すため、とのこと。
これはその通りで、前回のオンザロード(浦和)で、確かに遠くだとスクリーンが見づらいと感じていたので、少し早めに入場して前のほうに座り、今回は問題なく見れました。
さすがに子供は殆どいませんでした。
なお、当方個人の持論としては、この時期(まだ過去問を解いていない時期)に、貴重な前年度の問題を見せるべきではないと思います。
前置きが長すぎました・・・
2023年中学入試動向
おおよそ、以下のような話でした。
- 2023年は関東1都3県は過去最高の受験者数、受験率を記録。
- 特に増加が顕著なのは東京都、これは今後も数年続く想定。
- 栄東の出願増は(埼玉・千葉ではなく)東京・神奈川の受験生が増加したため。
- 市川は男子に人気、R4偏差値は63から66に上昇する。
- 2月も伝統校から、受験生が過去最高になったとの報告が相次いだ。
- 日能研としても、受験者数は各日程で前年を超過して過去最高。(補足:もちろん説明はなかったですが、同じグラフ、合格者数は前年を下回ってるように見えましたが・・・)
- 第一志望率が高く(歩留まり率が高く)、学校側から見ると後半日程で合格者を多く出さなくて良い状況だった。その例が日本学園。(2/1の定員は70名で、合格者数は83名だけだが歩留まり率が高く、2/4と2/5は受験者殺到も合格者はそれほど出せなかった)
- これまでコロナの影響でなかなか学校に行けなかったと思うが、最寄駅からの道のり含めて肌で感じておくため、学校訪問を推奨。
- 東京の「のべ」出願者数、第1位は芝国際の4681名。それ以上は同校については言及なし。一方で、「国際系」の定員が少ない学校については、受験する場合ば塾の先生によく相談して日程を組むように、とのこと。
唐突ですが、以下、3月の四谷大塚組み分けテスト会場における保護者向け説明会での話のようです。
あと、ホームページから閲覧できる「さらに詳しい入試データ」について、これはあくまで今年の6年生の受験結果なので、来年受験する際には単純に比較しないように、とのこと。
・・・これって、3月末に公開予定の実績R4偏差値の変動が大きいってこと?
なお、次の「日能研卒業生インタビュー」(合格者が、こんな取り組みをしたとか振り返る)は、当方、以前からこの手の動画には全く興味ないので割愛します。
中学入試問題分析(パネルディスカッション)
配布資料には掲載のない学校を含め、今年の入試問題からトピックを4教科担当の先生がパネルディスカッション形式で解説する、というもの。
もちろん、今年いきなり大きく変わるわけではないので、昨年・一昨年と内容は大差ないと思います。
一応、今回はざっとこんな内容でした。まず時事問題について。
- 社会は時事問題が多く出題された。円安、参議院選挙、鎌倉殿の13人、ウクライナ、など。特に地図からウクライナの位置を選択する問題など。
- 理科の時事問題は、SDGS、惑星など。2023年も金環日食などイベントが多いので注意。
- 算数は2023=7×17×17、という数の性質を利用する問題が多く見られた。
そのあとは、ミスをなくすためのテクニックのようなものについて、入試問題を用いて具体的に説明されていました。(特に目新しいものではないですが、このあたりは塾の先生によって、やり方は様々かと思います)
上記を踏まえ、以下、関連記事です。
〇 2023年入試で出題された時事問題
・・・実は、日能研「入試問題特設サイト」(今年だけ参照できた)の量があまりに多すぎて、途中で力尽きました。
でも、1月校の時事問題を1月中に確認しておけば、2月もかなり対応できるようには思いました。
〇 2021は素数ですか?
すごく古い記事ですが、2024年・2025年までは記載しています。
2024年は特に23で割れることは覚えておいたほうがいいです。
問題は2025年で・・・2025は平方数(45×45)です。
2025より小さい平方数は1936(44×44)なので、中学入試では過去に例がなく、数の性質だけではなく規則性あたりでも2025を絡めた出題はあるかもしれません。
なお、直近では2021=43×47という素因数分解が難問でしたが、
あと、1月校では頻出された算数の「2021=43×47」も出題なし。桜蔭に至っては問題文中に「2021の約数は1,43,47,2021」と記載があり、こんなの暗記してても点数あげませんよーだ、というメッセージのようにも思えました。(2/2追記:栄光も問題文中に記載)
という傾向もありました。
なので、2023年に武蔵が「2023=7×17×17」を直接問う問題を出題したのは正直意外でした。
なお、最後の「日能研生ドキュメンタリービデオ」も特に当方は興味ないので割愛します。
いつになく、1月に不合格を経験し、それをバネにして頑張って2月に成功した、という話が多かった気がしますが・・・
さいごに
当方は2023年は日能研以外の入試報告会は不参加です(注:日能研ホームページには「新6年生(現5年生)以下の保護者対象」との記載がありますが、マイニチノウケンにはそのような記載はありません)。
ご参考までに、過去の各塾の入試報告会に関する記事は以下となります。
過去にはSAPIX・早稲アカ・四谷大塚・日能研以外の入試報告会にも参加しましたが・・・
残念ながら、上記以外の塾のうち、入試報告会に参加したあと、平日休日問わず、何度か勧誘の電話をかけてきた塾があります。断るだけではあるのですが。
なので、今更ですが、入試報告会への参加は自己責任でお願いします。
それにしても、2021年のオンライン開催時の「キーノートスピーチ」とかいう、1時間以上もあるのに「そう、」の2文字しか記憶に残らなかった恐ろしい動画は、いったい何だったんでしょう・・・
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