12/1に栄東の出願が開始し、初日はのべ4711人が出願しました。
https://www.sakaehigashi.ed.jp/shutsu_2022.pdf昨年の初日出願はのべ4323人でしたので、単純に計算すると約9%の増加です。
以下、もう少し細かく確認しますが、結論としては、若干女子の出願者が増加したようです。
昨年と単純に比較できない理由
昨年の出願初日は徐々にコロナ感染者が増加傾向にあった時期(実際その後、栄東の試験直前に緊急事態宣言発令)であり、今年の出願初日はオリンピックの頃と比べたらかなり落ち着いている時期、というのもあります。
ただ、今回の栄東の場合は、昨年は無かった試験区分「東大Ⅱ」が復活した点が異なります。
- 昨年の「第1回(1/10 or 1/12)」が今年の「A日程(1/10 or 1/11)」
- 昨年の「東大特待(1/16)」が今年の「東大特待(1/12)」
- 昨年の「第2回(1/18)」が今年の「B日程(1/16)」
に該当すると考えた場合は、昨年無かった試験区分「東大Ⅱ」の初日出願者数225人は単なる試験回数の増加による増加分(全体の出願者増加388人のうち58%)、と考えることもできます。
おそらく「東大Ⅱ」だけ出願する、という人は稀で、「東大Ⅱ」に出願した多くの人は
- 「東大特待」と併願(「A日程」のリベンジが「B日程」なら、「東大特待」のリベンジが「東大Ⅱ」にあたる)
- 「A日程」「B日程」と併願(難関大コースに合格したあと、さらに東大コース(1年間特待生含む)を目指す)
- 栄東が第一志望なので、受験可能な試験は全て(4回分)出願
といった併願かと思われるので、「のべ」人数ではなく「栄東出願」人数(1回受験でも4回受験でも1人と考える)で考えると、「東大Ⅱ」の初日出願者数225人は「栄東出願」人数の増加ではないように思われます。
ただ、上記の理由で「東大Ⅱ」増加分を除いても、昨年よりは初日出願者数は増加しました。
試験区分ごとに見ると、「東大特待」は微減、「B日程」は微増で、「A日程」が5%増になりました。
いずれにしても、栄東の初日出願者数としては、まずまず順調な滑り出し、といったところかと。
女子の出願が増加?
昨年までは、栄東の学校ホームページで男女別に出願人数を公表していましたが、今年は12/1時点では男女別ではなく合計の人数しか公表していません。
ただ、なぜか市進の「中学受験情報ナビ」では、男女別の出願人数が公表されています。
上記の市進の情報によると、「A日程」「B日程」ともに、出願初日時点の女子出願者数は前年比16%増とのことです。(但し、「東大特待」は9%減)
この場合は、コロナの状況が関係あるかもしれない(県を跨ぐ移動への抵抗が昨年よりは小さい)し、あとは栄東以外の埼玉・千葉の試験との兼ね合いもあるかもしれませんが・・・
その他
12/1のAM10:00から10~15分程度、栄東ホームページは繋がりにくい状況でした。
一方、栄東のmirai compass出願サイトはそれほど重くはならなかった様子でした。
以下のページでも書きましたが、mirai compass出願サイトを事前にブックマークしていた人は比較的スムーズに出願できたかと思います。
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