12/6に日能研の予想R4偏差値が更新されました(11/22版)。
今回も2ポイント以上の変動はありませんが(偏差値55以上のみ確認)・・・
広尾学園小石川は今更の1ポイント上昇がある一方で、何故か栄東(B日程)が1ポイント下落しています。
今回の「予想R4偏差値」の比較対象
今回公開された「予想R4偏差値」は11/22版で、今回はこれと前回10/14版「予想R4偏差値」を比較します。
以下は前回の記事です。
前回は広尾学園小石川のR4偏差値に変動がなかったので、前々回の記事も貼っておきます。
まずは恒例の確認から・・・
広尾学園小石川の予想・実績R4偏差値推移
これまでの広尾学園小石川の偏差値変動を確認します。
(全く変動の無かった2021/5及び2021/10の予想R4は表から割愛しました)
試験日 | 2020/12 予想R4 | 2021/3 実績R4 | 2021/7 予想R4 | 2021/9 予想R4 | 2021/11 予想R4 | 差(2021/11予想R4 マイナス2021/9予想R4) |
2/1午前 | 43 | 49 | 49 | 50 | 51 | +1 |
2/1午後 | 48 | 53 | 58 | 58 | 58 | 0 |
2/2午後 | 47 | 53 | 54 | 55 | 55 | 0 |
2/3午後 | 47 | 54 | 54 | 54 | 55 | +1 |
2/4午後 | 47 | 55 | 55 | 55 | 56 | +1 |
2/1午前、2/3午後、2/4午後がそれぞれ1ポイント上昇しました。
って、今更、たった1ポイントの上昇なの?
もしお手元にSAPIXの「合格力判定サピックスオープン 80%判定偏差値表」がある方は、ぜひ見比べてみてください。
なんと、SAPIX 80%判定偏差値よりも低いR4偏差値の日程があります。
ということで、また今年も、どこかの塾だけが無謀なチャレンジを仕掛けてしまいそう、ではなく、間違いなく仕掛けてしまいます。
なお、当ブログでは、広尾学園小石川に関する記事を2020年7月以降、何度か記載しており、以下がまとめページとなります。
↑まとめというよりは、目次ページです。
栄東B日程が1ポイントダウン
広尾学園小石川のミスジャッジは織り込み済として、今回は他にも疑問に思える変動がありました。
栄東B日程のR4偏差値が、今回、59から58に1ポイントダウンになりました(男女とも)。
今回のR4偏差値は10/31の公開模試における志望校登録がインプットになります。
一方で、既に栄東は出願が開始しており、下記の市進「中学受験情報ナビ」の速報によると、B日程は昨年の「第2回」との前年同日(12/6)比で男子は微減も女子は26%も出願者が増えています。
しかも、昨年の「第2回」と今年の「B日程」とは、募集定員が異なります。
以下は昨年の募集要項に関する記事で、ここから昨年の募集定員を抜粋すると・・・
昨年の第2回募集定員:難関大クラス60名、東大クラス10名、1年間特待生が若干名
でした。これに対し、
今年のB日程募集定員:難関大クラス40名
です。
今年は東大クラスを目指す人はB日程ではなく東大Ⅱに向かうようにも思えるものの、難関大クラスの募集定員だけ見たら、20名も募集定員が減ります。
つまり、現時点でB日程は昨年の第2回よりも厳しい試験になることが十分予想されるのですが、そんななか、日能研はB日程のR4偏差値を、たった1ポイントとは言え、下げてきました・・・
広尾学園小石川(1/10出願開始)もそうですが、出願状況は自分で確認しておいたほうがよさそうです。
その他の偏差値増減
以下はおまけです。
- (女子)2/1午前 洗足 64⇒65 (ついに雙葉と並びました)
- (男子)2/1午後 鎌倉学園(算数) 60⇒61
- (女子)2/1午後 田園調布(算数) 57⇒58
- (男女)2/1午後 神奈川大 56⇒57
- (男女)2/1午後 青稜 55⇒54
- (男女)2/2午後 青山横浜英和 58⇒57
おそらく、12/5の公開模試における志望校登録をインプットとして、あと1回、予想R4偏差値が更新されるのですが、正直、受験生の立場では11月→12月で志望校が大きく変わることは無い(日能研でもさすがに11月にもなると志望校の過去問に着手しますので)と思うのですが・・・
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