2021年は動画配信だった広尾学園小石川の入試結果報告会、2022年は5/28に校内にて開催されました(後日、期間限定で動画配信もあり)。
2/1午前以外は、やはり、算数が相当得意でないと合格は厳しそうです。
これまでの記事の振り返り
まず、昨年(2021年)の入試結果報告会は動画配信でした。当時の記事は以下です。
昨年はその前に、入試直後の結果公表時点で、算数の受験者平均点と合格者平均点に大きく差があり、いくら何でも算数に偏りすぎではないか、と思いました。
ここまでは2021年の話です。
2022年も、既に入試直後の結果は公表済です。
以下、抜粋です。
- 昨年同様、今年も算数でかなり決まってしまう入試だったように見える。
- 特に2/1AM以外は、合格者平均が8割超なので、算数が得意でないと厳しい入試だったはず。
- 受験者平均点から見て、おそらく昨年より受験者の持ち偏差値がかなり上昇したと思われる。
- 2/1AMの算数の受験者平均点が昨年より低下したのは、2021年のようにどこかの大手塾の受験生がR4偏差値だけ見て大挙押し寄せてしまったため、ではなく、問題が2021年より難化したためと思われる。(一方で2021年と比べて合格者数は半減のため合格者平均点は上昇)
以上を踏まえて。
入試結果報告会について
今年の入試報告会は定員350名で体育館で開催されました。
例によって、最寄りの都営三田線千石駅A1出口から標識を持った生徒がいて、学校までの経路に10人以上立っていました。
校舎に入って、廊下(Ginkgo hall)経由で体育館(アリーナ)へ。体育館にも大勢の先生方が案内をしていました。
満席ではないが、間隔をとって200人以上参加。半数以上が子供(男女とも)連れでした。
今回、校長とかの話はなく、最初に入試総括、あとは各教科責任者による今年の入試結果分析と次年度以降に向けた対策の話、最後に希望者のみ校内見学、の順でした。
入試総括は、上記記事で書いた内容と概ね変わりません。(そりゃそうで、元ネタが同じなので)
- 2/1午前・午後は合格者が2021年から半減となったため、実質倍率は大きく上昇して厳しい入試となった。
- 2/2以降は2021年同様、実質倍率は高倍率になっている。
- 受験者平均点と合格者平均点の差が最も大きいのは算数であり、2021年同様、算数の出来が合否を分けた。
そのあとの各教科解説は、今回は基本問題と夏に向けた勉強法の話で、応用問題および2023年に変更となる部分の話は11-12月の入試傾向説明会で話す、とのことでした。
国語の説明は、漢字・語句は配点は低いが落とすと合否に影響する、論述は正答率が低いのでこれが取れれば合格が近づく、ぐらいでした。あと、2/1午前以外は関係ない理社の説明は割愛します。
算数について
以下、いくつか書きます。規則性については昨年も書いてますが。
- 正答率について、2/1AMは8割以上正答した人はいなかったが、2/1AM以外は合格者は7割台~8割台が大半、特に2/3合格者は大半が9割台であり、2/1AM以外は算数が得意な人が受験・合格している。
- 標準レベルの問題は正答率7割、応用問題等でどれだけ取れるかが合否を分ける。
- 応用問題(思考問題)として、(手を動かして)作業を行い、規則性を見つける問題を、あえて出題している。(ひらめきではなく)
なお、2023年度から、記述問題を入れることを検討中、とのこと(11-12月の入試傾向説明会で公表)。
最後に・・・これも昨年も書きましたが、「標準レベルの問題を確実に正解すれば、受験者平均が取れる」と今回も説明がありましたが、受験者平均では全然合格には届きません。
その他、広尾学園小石川に関する記事は以下のまとめページをご参照ください。
で、中庭はいつまでブルーシートなんでしょうかねぇ…
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