4/13のユリウスオンライン説明会で開智所沢がエントリーしてたので、全くの興味本位で後半だけ聞いてみました。
うーん、このスライド形式と話し方、もしかして・・・
で、最後にスライドをダウンロードして見てみたところ、最初のページに以下の記載がありました。
「開智所沢中等教育学校 校長代理 小野正人」
そう来ましたか・・・
ユリウスオンライン学校説明会について
まず、「ユリウスオンライン学校説明会」については先日、別記事で書いたのでそちらを参照ください。
以前は、日能研内部生には別途、マイニチノウケンではなく紙で1枚だけ配布されて開催スケジュールが連携されていました。
現在は上記記事に記載の通り、誰でも(当方のような部外者でも)ユリウスのホームページから開催スケジュールを入手して聞けます。
(オンラインなので、よほどアクセスが集中しない限り、部外者が聞いても他者には迷惑かかりません)
実際、(これは開智所沢に限りませんが)開智所沢ホームページ内には説明会の告知は無く、日能研内部生にしても、特に男子なら同じ時間帯に獨協と高輪が開催していましたし、そもそも東京・神奈川の受験生が4月時点で1月校の説明を聞くかというと・・・ということもあり、話題校ではあっても、参加者は運営側含め100名以下でした。
ちなみに、開智所沢は5/11にリアル学校説明会(昨年度は物理的に出来なかった施設/授業見学も可)を開催予定ですが、早速満席になって午後に追加開催となったようです。(一定キャンセルは出ると思いますが)
開智所沢の学校説明について
当方はもちろん、昨年度の開智所沢の学校説明会は聞いていない(そもそも開智一貫部も通学時間の関係で聞いたことない)のですが、おそらく昨年と全然内容が違うのでは?と思います。
以下、あくまで個人的な当方の感想です。
- 冒頭に書いた通り、2022年の芝国際のユリウスオンライン説明会および第1回学校説明会時のスライドと記載っぷり(内容以前に、文字のフォントや色の使い方)が同じ
- これまでの開智・開智日本橋の伝統(校風)・実績・特徴の説明が乏しい(そのため、芝国際と同様に、具体性が欠けている)→これらは、ずっと開智グループにいる先生方に聞いてください。
- 一方で、開智所沢でこれからやっていきたいことは(抽象的ではあっても)説明・スライドに散りばめられており、小野氏が得意とする英語学習はともかく、探究活動や少人数学級などの説明は具体的
- まだ開校間もないが、早速、これまでの活動(生徒たちの様子)を動画を使って説明
- 1年生に対して、開智日本橋の2年生が説明に来てくれた等、開智との繋がりがあることも口頭で説明(これは芝国際の説明会とは全く逆。(広尾の実績がある)広尾学園小石川の説明会のほうに倣った)
なお、2022年5月(開校1年前)の芝国際のユリウスオンライン説明会(参加者たったの22名)に関する記事は以下です。
あと、説明とは別途、開智所沢が集計・分析した入試分析データも配布されました。
先に補足:2024年度は開智・開智所沢は合同入試で、出願時に両校のうちどちらを第一志望にするか指定(但し、どちらかしか合格にならないわけではなく(両方合格者も多数)、学校側が合格者数を検討するためのアンケートのようなもの)していました。
この資料、かなり具体的な数値が示されており、おそらく今後の学校説明会などでも配布されると思います。
超ざっくり書くと、以下2点。
埼玉県の受験生は(所沢市以外は)開智第一志望が大多数である一方、都内の受験生は(予想R4は開智より相当低かったのに)開智所沢第一志望が7割弱だったとのこと。
(開智と開智日本橋を除く)併願校は、栄東(これは受験者数が別格)、淑徳与野、都内では桐朋、城北が多い(これは地理的に当然)が、意外に?市川が多い。(インプットは出願時の併願校入力内容のはず)
以下あくまで当方個人の予想ですが、次年度は、栄東には敬意を表して併願しやすい日程にする一方、大宮開成からは受験生を奪うべく、例えば第2回入試を1/15から1/14に変更してぶつけにいくことを考えているのかも・・・
開智所沢の説明で気を付けること
※これを書くために、この記事を書いています。
2024年度、開智所沢は定員240名に対して390名程度も入学になったとのこと。
そのため、2025年度は2024年度と比べて合格者を絞る、と考えるのが自然です。
2025年度は2024年度同様に開智所沢小学校からの中学入学者はいない(らしい)のですが、一方で2025年度から帰国生入試の導入を検討しているようです。(これも2025年向け募集要項が出たら要確認です)
5/21追記:募集要項を待つまでもなさそうです。
「全世界」の時点で既視感ありますが・・・
https://www.shiba-kokusai.ed.jp/pdf_admissions/2023_inter_all_jhs.pdf
帰国生合格者の歩留まり率が予想より高いと、2月の一般入試の合格者数を更に絞ることになります。
ところで、2023年の芝国際では以下のようなことがありました。
上記記事のとおり、2023年の芝国際入試後に校内で各種批判への検証を行った「検証結果報告書」では「たくさん合格を出すと言っていたのに実際には少ないこと」に多くの紙幅を割いています。
帰国生が結構歩留まりした上に、2023年は高校受験の併願優遇(2024年は無し)を使った受験者を基本的に合格させるため、2月受験前に合格者は絞るしかない状況だったにもかかわらず、
たくさん合格を出すと言っていた張本人は(以下略)
なお、開智所沢に近いケースとしては広尾学園小石川があり、ここも初年度は定員を大きく上回る合格者を出しながらも、次年度に向けては、中庭を潰して校舎を増築して教室を確保するので定員は減らさない、として受験者数を確保しましたが・・・(以下、参考記事)
結果、合格者は激減しました。それでも入学者は定員と同程度でした。
本日のユリウスオンライン説明会でも、質疑応答の際に少し、来年度の定員/合格者数について話が出ましたが・・・
前年度定員割れの学校に対し、いきなり4000名以上の出願者を集めたスポークスマンが今後も説明をすることが想定されるわけです。
また、都内受験生を中心に、開智所沢の認知度は昨年より全然上だし、昨年できなかった学校見学も今年は可能ですし・・・(まだ現時点でも、都内からの所要時間/通学ルートの説明が少なく、実は東大宮よりもかなり近い(岩槻は比較にならない)のに、所沢と聞いた時点で敬遠する人も多いはず)
2025年はどう考えても、2024年(下記参照)と同程度のR4偏差値にはなりません。
今後もきっと、2025年も2024年と同等に合格を出すとか説明すると思いますが、信用しないでください。by 2023中受組一同
そもそも合格者数自体はあまり重要ではありません。
2025年は最低でも開智と同じR4偏差値を持っていないと合格は厳しいと予想します。
そのほか
いくつかリンク張っておきます。まずは外部リンクから。
・理事長と開校準備室長(2頁目以降は有料なので見ていません)
・ともに学校を去った「二枚看板」
⇒「二枚看板」の、もう一方はこちら。
・開校準備室室長、開校準備室副室長、グレートティーチャー(アドバイザー)と、東京女子学園120年の伝統との関わりの深さがわかる資料
https://shiba-kokusai.ed.jp/_sys/wp-content/uploads/2022/08/20220728_04-1.pdf
以下は内部リンクです。
・2022~2023年における、芝国際の各種イベントへの対応について
・開智所沢の当方による結果R4推測記事(結果的に当方推測が誤り)
最尾に、もう1回、ユリウスオンライン説明会について。
5/25(土)13:30~で説明会、但し、特に女子は同時間に人気校が多数いますね・・・
4/26追記(学校名が漏れてますが自明ですよね、、、):
5/25は午前中に第1回学校説明会が予定されており、定員120名(60組)、いつも通り小1から参加可、ではありましたが、4/25申込開始後4分(4/25 午後10:04)で満席になってました。
いや、なんで見てたかって、過去2年とも、第1回学校説明会はミライコンパスの学校側設定誤りで申込開始直後にエラーで申し込めない状態だったんで、まさか3年連続でやらないよね、というのを確認したかっただけです。
ということで、やっと他校と同様に(日本標準で)説明会予約できるようになったか、と思ったら・・・
そのあと、さらに。
満席になったあとにX(twitter)でこのようなアナウンスを立て続けにするあたり、さすが世界標準の学びを謳う学校です。
校長が変わっても学校の方針には変更ないとか聞いたことありますが、たしかにこのあたりの方針は開校前の2022年から何一つぶれていません。
きっとこの後、「ご好評につき定員を増加」として、四谷大塚保護者向け「ミニ」説明会と同じ定員200名(100組)に変更すると予想します。
5/21:予想とは少し違って「四谷大塚保護者向けミニ説明会」の方でしたが、例によって満席になった後に定員を増やした上で、これも2022年から何一つぶれていませんが、一回も学校説明会に予約したことがない人にまで案内メールしているようです。
実際、2023年度も、中学受験終了している当方にすら案内が来てますw
ちなみに鴎友の場合、特に2022年ミライコンパス移行前はサーバダウン頻発で予約が難しかったのですが、直後のアナウンスは「申込開始早々に満席になってしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」が最初に来てました。
2024/5/21追記:おおたとしまささんの「校長室訪問」にて、おおた氏と吉野校長との対談(音声)がアップされていました。
どうも、東京女子学園120年の伝統うんぬんという話、2023年度末まで全く聞き覚えがなくって、唐突感があるんですよね・・・
芝国際2023年入学式
東京女子学園 2023年入学式
で、吉野先生はどちらの言い分も聞いていくように聞こえました。
あと、2024年は偏差値が下がったというよりは適正な入試だった(2023年は偏差値バブルだった)、ゼロからというよりマイナスから再出発、といった話もありました。
ちなみに、学校説明会はそれなりに参加者が集まっているようです。
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