大きな釣り針だと思いつつ…
当方が購読しているメルマガで、7/20にこんな件名の文章が送られてきました。
「5年生後半以降、偏差値を伸ばせるご家庭は、全体のわずか2%」
これが6年生後半(9~10月)以降、であれば、公開模試の偏差値よりも過去問など実戦対策の時期なので当方も違和感ないですし、だからこそ、夏休みという天王山が始まるこの時期にこの文章が送られてくるのも分かります。
でも、5年生後半以降?
しかも、周知の事実だとか…
いや、5年生後半以降に偏差値伸びた人なら当方の周りにたくさんいますけど…というローカルな話はあとにして。
上記の文章を見た5年生の保護者の方が、えっ?じゃあ夏休みから重課金してでも9月までに志望校の偏差値まで上げなきゃマズイな、などと思わないか気になって、この記事を書いています。
サピックスα生あたりだと話は別かもですが、日能研Mクラスなど殆どの5年生の場合、まだまだ入試まで先が長いので、課金よりも、夏期講習や後期の授業に確実に取り組むことの方が重要です。
6年生ほどではなくとも、5年生の夏期講習では通常よりも長時間勉強するわけで、そんななかで更に課金しても逆効果になるリスクが高いです。
なお、5年生後半から6年生前半あたりは、比とか歴史とか、新たに学ぶ分野も多く、周囲も同様に頑張って勉強しているので、そう簡単には偏差値が急に伸びたりはしません。
少し甘いかもですが、5年生後半から6年生前半あたりでは、偏差値は(上がるに越したことは無いが)現状維持なら上々で、その土台があってこそ、6年夏期講習以降の伸びに繋がる、というのが当方の個人的な体験に基づく持論です。
戻って、なぜ当方の周りには5年生後半以降に偏差値を伸ばす人が多いかというと…
実はしょうもない話で、通塾開始が4年生ではなく5年生(厳密には4年生2月)だから、ですw
なお、当方は第1回緊急事態宣言が発令された2020年4月頃にも似たような記事を書いています。
まぁ、メルマガのほうは、「5年生後半以降、偏差値を伸ばせるご家庭は、全体のわずか2%」であることを、もっと難しいことを根拠にして言っているようですが。
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