3/16に公開された動画は見ましたが、この土日(3/20・3/21)は最寄りの校舎が休校日であったため、資料は未受領です。
僕は平日は校舎に行けないので、資料受領はかなり先になってしまう(もうその頃には無いかも)ので、残念ながら動画だけをもとに雑感を書くことにします。
全体
総括動画1本(30分強)、国算理社の各教科(それぞれ15~20分程度)1本の計5本構成です。
全て、資料は動画には一切表示されず、ずっと話しているだけでしたので、動画ではなく音声ファイル5本と言っていいです。
日能研含め他の7つの塾の動画では、話していることと関連した資料が動画内に表示されています。TOMASの森上氏対談動画でも、TOMAS側で最低限の補足テロップを入れていましたが、SAPIXは5本ともに本当に皆無です。
もっとも、会場で入試報告会を実施する場合はその方法でも違和感はない(保護者は資料見ながら一生懸命メモをとる)ので、コロナでもやり方を変えずに実施しただけかもしれません。
総括動画
これはあまり資料と関係ないと思います。感想としては、SAPIXの推測部分含め、正直これまでにどこかで聞いたことがある内容が多かったです。
以下、いくつか僕が気になった箇所です。資料が手元に無いので、やや批判的です。
- 2021年のSAPIX受験者層は、コロナ以前の5年生のときから、模試の志願状況から、もともと安全志向だった。→5年12月の模試時点で安全志向傾向まで断定できるの?
- 広尾学園小石川は前評判通りの人気になったが、SAPIXの模擬試験では、難易度を事前にかなり近い数字で予測した。→TOMASの報告会で、森上氏は各塾は予測を外したと言ってますが?そもそも合格力判定サピックスオープンで広尾学園小石川の偏差値を表示していないように思えますが?
- 日大系列は志願者を伸ばした。→結局どこの塾も言いませんでしたが、日大系は前年度がアメフトでイメージダウンして志願者減らした分の反動ではないかと。駒東の志願者増も前年度はマイナスイメージの報道があった反動ではないかと。
- 都立中高一貫は桜修館と都立武蔵以外は志願者減となり、少し落ち着いた。→そう考える理由を栄光ゼミナール等は言ってくれましたが?
- 子供が継続的に学習している様子を確認するにあたり、親がこっそり子供の塾のノート・家庭学習用のノートを見てみると良い。→自分が受験生だったら、非常に迷惑な行為だと感じたはず。もっとも、子供が塾をサボっていないか、という低次元の確認はできますが。
- 学校に関する情報は、保護者は直接学校もしくは塾の先生などに確かめて、正しい情報を入手すること。→これはその通り。掲示板やブログ(もちろん当ブログ含む)の情報を鵜呑みにしないこと。可能であれば、極力、自分の足で確かめてみることです。
他塾なのにかなり批判的に書きましたが、それでも「そう、」の2文字しか印象に残らない某大手塾のキーノートスピーチよりはマシかも。
各教科の動画
各教科とも、資料が手元にある前提の動画でした。他の塾では動画は動画で完結していることが殆どです。
一応、こちらも手元に資料が無いなかで雑感だけ書きます。
- 算数⓵:典型題を解けるようにしていくことが重要。もっとも、SAPIXが考えるに、典型題の範囲が年々広がっている。
- 算数⓶:立方体の展開図が11種類であること、正方形が5個つながった形(ペントミノ)が12種類あることを知っている受験生は強かった。→(狭義の)典型題は確かに解き方を覚えることは分かるが、このレベルまで算数は覚える教科だろうか?
- 算数③:たくさんの教材やテストで的中問題があった。来年以降も的中問題を増やす。→そりゃ、量を増やせばどこかで当たりますよね・・・受験生が覚えてるかは分からないですが。
- 社会:まずは日々の努力(暗記)を重ねた上で、子供に能動的な学習姿勢を持たせるようにする。親は子供との話に付き合うにあたり、間違っててもすぐに答えを教えるのではなく、なぜそう考えたか子供の意見を待ってみる。→これは、ごもっともに思いました。
- 理科:2021年度は難度が低く、得点差が付きにくかった。基礎問題での失点は致命的。社会同様、目の前にあることをこつこつ勉強すること。
- 国語:これは資料なしでは雑感もなにもありません。
本当は資料を貰ってから書きたかったのですが・・・
ただ、天下のSAPIXと言えども、各教科ともに、まずは基礎を固めましょう、という見解であった点は安心しました。
もっとも、基礎の指すレベルが日能研とは全然違うとは思いますが。
以下、これまでの入試報告会雑感へのリンクです。
あと1個、どこかの塾を忘れてますね・・・そう、未だ書く気になれないんです。
にほんブログ村
コメント