日能研「結果R4偏差値一覧」2022年版公開

その他

2024/3/27 2024年版の記事は以下です。

2023/3/30 2023年版の記事は以下です。

以下は2022年版です。

日能研が2022年の「結果R4偏差値一覧」を公開しました。

R4一覧 【結果】入試結果を元に算出した合格可能性80%の偏差値をまとめた一覧表 | 日能研入試情報
小学生のための中学受験塾。日能研。入試結果を元に算出した合格可能性80%の偏差値をまとめた一覧表。首都圏版・関西版・東海版・九州版の4種類があります。

「結果R4偏差値一覧」とは、日能研が2022年の日能研生の入試結果をもとに、各校のR4偏差値を算出して纏めた一覧となります。

そもそも「R4偏差値」とは何か等につきましては、昨年と同様のため、以下の記事を参照ください。

今回の場合、2021年12月13日版の「予想R4偏差値」と比較して、実際の2022年入試の結果を踏まえて、偏差値がどのように変動したか、を確認します。

以下、男子・女子の順に、日程順に確認してみます。

スポンサーリンク

予想・実績R4偏差値比較(男子)

男子①(1月)

以下、基本的には予想R4偏差値と実績R4偏差値の乖離が2ポイント以上のものを記載します。

なお、R4偏差値55以上(+当方が気になった学校)の、主に首都圏の学校のみ比較しています。

また、以下の表ですが、今年は予想R4⇒実績R4の順にしました。

学校名試験日2021/12
予想R4
2022年
実績R4
栄東(東大Ⅱ)1/186765-2
大宮開成(特待)1/125759+2
愛光1/95653-3
早稲田佐賀(首都)1/105659+3
早稲田佐賀(新思考)12/55551-4

早稲田佐賀の上記変動あたりは理由ありそうですが、当方、首都圏以外の中学については正直知らないので説明は割愛します。

男子②(2/1午前)

2/1午前は中学受験の最大の山場ですが、今回、大きな偏差値変動は少なかったです。

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
慶應普通部6664-2
帝京大4955+6
広尾学園小石川5154+3

慶應普通部はここ最近上昇していたのが一服したようで、いわゆる隔年現象(ある年に上昇すると次の年は下落する)はこのあともいくつか出てきます。

ここでは帝京大が大きく上昇していますが、一方で後述する2/3午後では帝京大は大きく低下しています。

で、例の新興校、合格者が半減になった割には+3で収まってますね・・・

男子③(2/1午後)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
東農大一5961+2
開智日本橋(特)5658+2
神奈川大5759+2
広尾学園小石川5861+3

いずれも、近年難化傾向のある学校ばかりですので、想定の範囲内かと。

で、例の新興校、合格者が半減になった割には+3で収まって(以下略)

男子④(2/2午前)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
巣鴨5957-2
世田谷5855-3
神奈川大5557+2
暁星5457+3
芝浦工大付5456+2
青稜5355+2

2/2以降、どちらかというと中堅校(R4偏差値55近辺)の学校の偏差値上昇が見られます。

なお、上表には記載しませんが、2/2午前の男子については、プラスマイナス1の範囲での変動が渋渋など難関校含め多数発生しました。

男子⑤(2/2午後)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
東農大一5961+2
芝浦工大付5456+2
広尾学園小石川5558+3

全て、ここまでで既に挙がった偏差値上昇校です。

男子⑥(2/3)

学校名午前
午後
2021/12
予想R4
2022年
実績R4
慶應中等部午前6567+2
都立武蔵午前6164+3
市立南午前5856-2
学芸大竹早午前5754-3
帝京大午後5652-4
開智日本橋午後5356+3

都立中高一貫校では、都立武蔵だけ、偏差値が大きく上昇しました。

各塾の入試報告会では、都立中高一貫校の人気は一服したような発言が多かった気がしますが・・・

男子⑦(2/4以降)

学校名日程2021/12
予想R4
2022年
実績R4
巣鴨2/4午前6058-2
開智日本橋2/4午前5457+3
広尾学園小石川2/4午後5658+2
攻玉社(特)2/5午前6260-2
逗子開成2/5午前6058-2
国学院久我山2/5午前5654-2
都市大付2/6午前6062+2

長年、男子の最後の砦であった2/6の都市大付は、2023年から試験日が2/5に変更になります。

2022年は出願者数が大きく伸びたこともあり、2023年の都市大の各日程の偏差値は読みづらいと思います・・・

スポンサーリンク

予想・実績R4偏差値比較(女子)

以下、女子です。なお、共学校について、男子・女子で異なる偏差値になることがあるので、男女に分けていますが、もちろん同じ変動の学校もあります。

女子①(1月)

学校名試験日2021/12
予想R4
2022年
実績R4
栄東(東大Ⅱ)1/186765-2
大宮開成(特待)1/125759+2
愛光1/95653-3
早稲田佐賀(首都)1/105659+3
早稲田佐賀(新思考)12/55551-4

1月については、男子・女子全く同じ動きでした。

女子②(2/1午前)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
横浜共立5551-4
横浜雙葉5551-4
帝京大4955+6
広尾学園小石川5154+3

横浜雙葉は、2021年の予想R4は徐々に上昇していましたが、結果は昨年とほぼ同じ偏差値に収まった、という動きでした。

で、例の新興校、合格者が半減になった割には(以下略)

女子③(2/1午後)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
東農大一5961+2
開智日本橋(特)5658+2
神奈川大5759+2
晃華5654-2
山脇5457+3
国学院久我山5560+5
昭和女子D5156+5
広尾学園小石川5861+3

国学院久我山(別学)と昭和女子が大きく上昇しました。

どちらも、他の日程ではここまで変動していないはず・・・

その他、共学校は男子と全く同様の動きです。

で、例の(以下略)

女子④(2/2午前)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
神奈川大5557+2
芝浦工大付5456+2
青稜5355+2

これは男子と全く同じ変動です。

女子⑤(2/2午後)

学校名2021/12
予想R4
2022年
実績R4
東農大一5961+2
東京女学館5552-3
富士見(算)5558+3
芝浦工大付5456+2
広尾学園小石川5558+3

女子校2校が追加された以外は、男子と全く同じ変動です。

女子⑥(2/3)

学校名午前
午後
2021/12
予想R4
2022年
実績R4
都立武蔵午前6265+3
晃華午前5551-4
学芸大竹早午前5754-3
帝京大午後5652-4
開智日本橋午後5356+3

昨年、晃華は予想50⇒実績57に大きく上昇しましたが、今年、ほぼ元に戻ったことになります。

個人的見解ですが、都立武蔵の偏差値65は、さすがに来年は敬遠されるかと…

女子⑦(2/4以降)

学校名日程2021/12
予想R4
2022年
実績R4
淑徳与野2/4午前5856-2
成蹊2/4午前5658+2
開智日本橋2/4午前5457+3
広尾学園小石川2/4午後5658+2

個人的には意外な印象があるのですが、成蹊が結構上昇しています…

それでは、今回の記事は以上です。

・・・って、何か書き忘れている気が。

そう。

スポンサーリンク

広尾学園小石川の予想・実績R4偏差値推移

まず、これまでの時系列の広尾学園小石川の偏差値推移表は、以下の纏めページに複数あります。

今回の2022/3実績R4偏差値を時系列の偏差値推移表に反映(一部変動は割愛)すると、以下のようになりました。

試験日2020/12
予想R4
2021/3
実績R4
2021/7
予想R4
2021/12
予想R4
2022/3
実績R4
差(2022/3実績R4
マイナス
2021/12予想R4)
2/1午前4349495154+3
2/1午後4853585861+3
2/2午後4753545558+3
2/3午後47545456未公開
2/4午後4755555658+2

なぜか2/3午後だけ、偏差値が未公開になりました。

ちなみに広尾学園(本家)のR4偏差値は、2/1午前は62、2/1午後は64になりましたが、2/5午前は61のまま・・・ついに本家に並んでしまいました。

なるほど、2/3午後のR4偏差値を62と公表すると、本家から圧力かかるから公開できないって、うわなにをするくぁwせdrtfgyふじこlp

コメント